骨粗しょう症に新薬が登場

先日、新聞の医療記事に骨粗しょう症に関する記事がありました。



骨粗しょう症はご存知かと思いますが、

骨の中のカルシウム分が減って骨がスカスカになり、

骨折しやすくなる病気です。



骨折する場所にもよりますが、

大腿骨などを骨折してしまうと寝たきりになってしまうことも多く、

高齢者にとっては怖い病気の一つです。



今までの治療は薬物療法がメインでしたが、

最近になって新しい薬が出てきて治療が変わりつつあるそうです。

その薬はなんと半年に1回注射するだけで効果が期待できるというから驚きです。



骨粗しょう症は破骨細胞と呼ばれる骨を破壊する働きのある細胞が関係していますが、

新薬ではこの破骨細胞の働きを活性化する物質を抑えてしまうことによって病気の進行を防ぎ、

しかも骨量を増加させる働きが長期にわたって続くといいますから、

患者さんにとっては待望の薬と言っていいのではないかと思います。



今までの薬は飲むタイミングが合ったり、長期間飲まないと効果が無かったりしましたが、

主な患者である高齢者ですとつい飲み忘れたり、

錠剤が飲みにくい人もいますが、

新薬は注射ですから患者さんの負担も大幅に減ります。



もちろん薬ですから何らかの副作用はあるかと思います。

記事ではそこまで触れていませんが、

副作用に注意して使えば効果的な薬のようですから、

今後はこの薬が広がって、

沢山の患者さんが恩恵を受けることができればいいなと思います。